歯周病と全身疾患
歯周病菌は、歯周病の進行悪化にとどまらず、歯肉の血管を通して簡単に血液中に入り込み
菌血症を起こします。細菌が出す毒素や炎症物質が全身に回り、各臓器にも様々な悪影響を及ぼします。
悪性度の高い歯周病原因菌の有無の検査(バナペリオ)
バナペリオは細長い試験紙で、表面に検体塗布膜と判定膜が帯状に付いています。
予防歯科
むし歯は複合的な要因が重なってでき始めます。
歯磨きも重要ですが、むし歯の原因は生活習慣も深く関連しています。
上の図の4つの要素が重なって虫歯ができやすくなります。
虫歯菌の塊である歯垢(プラーク)に含まれる(ミュータンス菌)が食べ物の糖分やタンパク質を分解します。それによって排出される酸が、歯からカルシウム、リンなどの成分を溶かして虫歯を作るのです。
歯磨きをあまりせず、甘いものをたくさん食べても虫歯ができない人は、歯質が強かったり、唾液の働きが強い人です。
歯は一度削ってしまったら、もう元には戻せません。虫歯や歯周病にならず、ずっと健康な歯を保つためにも、予防のケアを心がけることが大切です。
これは、歯牙に光を透過させ、光の透過度合により、むし歯を診査する機械です。
先端から出たレーザーの光が、測定しにくい深い溝や、見つけにくい隣接面のむし歯を読み取り、数値化します。定期的に使用することでむし歯の進行状況を把握し管理することが可能です。
当院では定期的に予防やメンテナンス時虫歯診断測定機を使用し、見つけてすぐに削る治療だけでなく、進行状態に合わせて適切な管理をする治療も行っております。
歯に沿わせ光を照射するだけなので、痛みもなく小さなお子様や、妊婦の方にも安心してご使用頂けます。
虫歯菌の数が多いほど、食後に大量の酸がつくられます。その酸を洗い流すためには、唾液の量と質が関係し、酸を中和する緩衝能が強い方が虫歯 になりにくいといえます。
その他、磨き残しの量や食生活など、虫歯の危険度を知るための8つの項目を4段階に評価して、虫歯 になる危険度をグラフで表しご説明致します。
シーラント(予防充填)
歯は萌出してから3~4年はエナメル質が弱く、特に溝の深い6歳臼歯はむし歯が非常にできやすい部分です。はえかわってきた6歳臼歯とは一生のおつきあい。
フッ素の入ったシーラントで虫歯になる前にお子さんの歯を守ってあげましょう。
シーラント処置手順は以下のとおりです
①ブラシなどを用いて歯の表面を清掃
②シーラント材を歯面に効果的に接着させるための薬品で歯の表面を処理
③シーラント材を塗り、特殊な光を照射して固める
④咬み合わせを調整